【6月21日 AFP】イタリアメディアは20日、同国セリエAのインテル(Inter Milan)が、同じ都市に本拠地を置くACミラン(AC Milan)や欧州強豪クラブとの争奪戦を制し、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属するジェフリー・コンドグビア(Geoffrey Kondogbia)を獲得したと伝えた。

 22歳のコンドグビアは、モナコの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準々決勝進出に貢献するなど、その才能をいかんなく発揮し、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)、セリエAのユベントス(Juventus)などが獲得に名乗りを上げていると報じられていた。

 そしてイタリア国内ではここ数日、U-16以降の全カテゴリーでフランス代表に選出されているコンドグビアの獲得争いは、インテルとミランに絞られたと伝えられていた。

 しかし、ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙は20日、インテルのスポーツディレクターがモンテカルロ(Monte Carlo)に出向いて交渉を行い、契約を成立させたと報じており、さらには、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督も電話で同選手を説得したとしている。

 報道によると、コンドグビアは年俸400万ユーロ(約5億5000万円)プラス出来高払いの5年契約を結んだとされている。

 元フランス代表のパトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏とたびたび比較されるコンドグビアを放出したことで、モナコは移籍金3500万ユーロ(約49億円)を手にし、さらに活躍次第では300万ユーロ(約4億円)のボーナスを受け取るとされている。(c)AFP