スパーズのポポビッチHC退任 NBA最多通算1422勝の名将
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【5月3日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のサンアントニオ・スパーズは2日、29シーズンにわたってチームを率いたヘッドコーチ(HC)のグレッグ・ポポビッチ氏(76)の退任を発表した。通算5回のNBA制覇と最多1422勝という輝かしい成績を持つポポビッチHCは、その指導者キャリアの幕を閉じる。
ポポビッチHCは昨年11月に軽い脳卒中を発症して今季レギュラーシーズンのほとんどを休養したが、チームによると今後はバスケットボール運営部門の社長という新たな役割を担うという。
来季のスパーズは、今季暫定HCを務めたミッチ・ジョンソン氏が正指揮官に就任することになる。
スパーズが発表した声明の中でポポビッチHCは「ゲームへの愛と情熱は変わらないものの、ヘッドコーチの座から退く時が来たと決断した」「スパーズのHCとして仕えることを許してくれた素晴らしい選手、コーチ、スタッフ、ファンに永遠に感謝している。そして、私にとって非常に意味のある組織、コミュニティー、都市を引き続き支援する機会に興奮している」と述べた。
ポポビッチ氏は、1988年にアシスタントコーチとしてスパーズに加わり、指導者や幹部として37年間NBAに在籍。ゴールデンステート・ウォリアーズで2シーズン、アシスタントコーチを務めた以外は、サンアントニオでそのキャリアのすべてを過ごした。北米主要スポーツリーグで最も長く在籍したHCでもあり、東京五輪では米国代表を金メダルに導いた。(c)AFP/Rob Woollard