【6月10日 AFP】11日に開幕するコパ・アメリカ(2015 Copa America)では、優勝候補のアルゼンチンが22年ぶりのタイトルを手にするのか、それともブラジルが2014年W杯(2014 World Cup)の屈辱を晴らすのかが注目されている。

 大きな注目を浴びている今大会は、開催国チリとエクアドルが対戦するグループAの初戦で3週間にわたる戦いの幕が切って落とされる。

 12か国で争われる今大会は、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)といった欧州の舞台で戦う世界屈指の攻撃的なタレントが集う。

 そして今大会の開幕は、国際サッカー連盟(FIFA)による一連の汚職スキャンダルで批判を浴びている南米サッカー連盟(CONMEBOL)にとっても明るいニュースになる。

 ともにスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するアルゼンチン代表のメッシ、ブラジル代表のネイマールは、6日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝で3冠を達成してからわずか数日後に現地へと向かうことになる。

 メッシがアルゼンチン代表では初めてとなる主要タイトル獲得を目指す一方で、ネイマールは昨年のW杯の悪夢を払拭(ふっしょく)したいと望んでいるが、ともに代表で10番をつける両者の肩には、大きな期待という重圧がのしかかっている。