【2月14日 AFP】(写真追加)経済的な苦境や汚職スキャンダル、つい先日のサッカーでの屈辱的な出来事はさておき、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で13日、5日間のカーニバルが開幕した。

 昨年に引き続き、カーニバルの象徴である「キング・モモ(King Momo)」に選ばれたウィウソン・ジーアス・ダコスタ・ネト(Wilson Dias da Costa Neto)さん(28)は、サンバ・カーニバルのクイーンとプリンセスたちを伴ってリムジンで開会式の会場に登場すると、「今年も市の鍵を受け取った。リオのカーニバルの開会を宣言する」と述べ、紙吹雪が舞う中でサンバを披露した。

 15、16の両日にはスペシャル・グループ(Special Group)によるパレードが行われ、それぞれ数千人のパフォーマーが所属する12のサンバチームがダンスの技を競い合う。会場となるサンボドロモ(Sambadrome)には、およそ7万人がパレードを見物しに来ると予想されている。主にブラジル国内から約100万人の観光客が同市を訪れる見通しだ。

 リオデジャネイロ市は、カーニバルの期間中に観光客が約5億ドル(約600億円)を使うと見込んでいる。

 一方、期間中は警備が強化されている。昨年より6000人多い約1万5000人の軍警察の警官が動員されるほか、主だった道路は13日夜から封鎖されている。また、サンボドロモ周辺には監視カメラ65台が設置された。

 リオデジャネイロ市は今年3月1日に市制450周年を迎えることから、5日間のカーニバルが終わった後も市内ではお祭りが続く。さらに同市は、南米初開催となるリオデジャネイロ五輪を来夏に控えている。

■「夢がかなった」と日本人学生ら

 にぎやかさを増すリオを訪れた2人の日本人観光客は13日、ずっと以前からの夢がかなったと話した。東京外国語大学(Tokyo University of Foreign Studies)の学生で、大学のブラジル音楽サークルでこの4年間サンバのドラムをたたいてきたというオニキ・ショウタ(Shota Oniki)さん(22)はAFPの取材に対し、東京のサンバ・カーニバルに慣れていると本場の規模は本当に大きく感じられると、膨れ上がる群衆に目を見開きながら話してくれた。(c)AFP/Chris WRIGHT