【1月10日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)に臨む日本代表の香川真司(Shinji Kagawa)が10日、練習で行ったフットバレー中に不自然に肘で着地し、ひやりとする瞬間が訪れた。

 大会連覇を狙う日本が12日に行われるグループD初戦のパレスチナ戦に向けて準備を行う中、緊張が走ったが、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する香川はけがは大したものではないと明かした。

 予防措置としてその後のトレーニングを切り上げた香川は、「冷や汗ものでしたけど大丈夫です」と日本の記者団に語った。

「肘から落ちて強く打ったんですけど、大したことないです。こんなことでけがしてたら、しゃれにならないです」

 前回大会は準決勝で中足骨を骨折し、勝利したオーストラリアとの決勝を欠場した香川は、今大会での活躍に意欲を燃やしている。

「僕としては4年前は悔しかったので、今回は貢献したいなと思ってます。期待されていますし、ここで結果を残すことで、必要な自信が付くと思います。ただ、重要なのはチームがしっかりやることですね」

 大会最多となる4度目の優勝を4年前に飾った日本は、前々大会王者のイラク、ヨルダンとも対戦する。

 9日に行われた開幕戦では、開催国のオーストラリアが4-1でクウェートに勝利した。

 「(オーストラリアの)試合を少し見ましたけど、モチベーションが上がりますね」と語る香川は、「パレスチナについてはビデオをそんなに見ていないので、判断はできないです。目の前のことにしっかり集中するだけです」

(c)AFP