【1月10日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)に臨むサウジアラビア代表は、ナシル・アル・シャムラニ(Nassir Al Shamrani)が腹部の負傷により代表チームから離脱すると発表した。

 10日に大会初戦の中国戦を控えるサウジアラビアは、MFのイブラヒム・ガレブ(Ibrahim Ghaleb)を追加招集すると発表している。

 シャムラニは、AFCチャンピオンズリーグ2014(AFC Champions League 2014)決勝のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers)戦の試合後、マシュー・スピラノヴィッチ(Matthew Spiranovic)に唾を吐き、頭突きをして乱闘騒ぎを起こしており、オーストラリア国内での評判は芳しくない。

 「サウジの壊し屋」の異名を持つシャムラニは、アジア・サッカー連盟(AFC)の年間最優秀選手に選出されたものの、その後、AFCチャンピオンズリーグで8試合の出場停止処分を受けている。

 1984年、88年、96年大会を制し、通算4度目の優勝を狙うサウジアラビアにとって、シャムラニの欠場は大きな痛手となる。(c)AFP