WADA会長、いたちごっこ終わらせるため「賢い検査」を
このニュースをシェア
■入手経路はアジアから
WADAは、中国・競泳男子の孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)が、禁止薬物の使用で秘密裏に出場停止処分を科されていたことについて、上訴することができる。
しかしリーディー会長は、「中国の反ドーピング機関(CHINADA)は優れた機関だ。私の手元にある証拠が、問題を真剣に考えていることを証明している」とした。
専門家によれば、ステロイドと血液増進剤のエリスロポエチン(Erythropoietin、EPO)は、そのすべてが、中国をはじめとするアジア各国の違法な工場で作られているという。また、運動能力向上物質の使用を隠すマスキング剤の開発も進められている。
1年間でWADAに報告される20万件以上の検査結果のうち、約1.3パーセントが陽性反応を示す。リーディー会長は、各国が一歩踏み出さなくてはならないと話した。
「尿と血液の検査という従来のやり方を、変えていかなければならないと思います。より賢くならなければ。正直に言って、現在のシステムで問題を完全に排除することはできていません」
WADAの検査官は、どの競技にどのような薬物が有効なのか調査し、各選手に適した検査を行いたいとしている。
1月1日に改正された世界ドーピング防止規程では、ドーピング違反による資格停止処分の上限を、これまでの2倍となる4年に変更。アスリートのドーピングを手助けしたコーチ陣に対する罰則も強化した。
自転車ロードレースの王者ランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏の禁止薬物使用が摘発されたときのように、ドーピング検査以外の調査も行われる予定となっている。