【9月24日 AFP】第17回アジア競技大会(17th Asian GamesAsiad)は23日、競泳男子400メートル自由形決勝が行われ、孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ、中国)が3分43秒23で優勝を飾り、中国勢が調子を取り戻しつつある。

 萩野公介(Kosuke Hagino)は、3分44秒48の銀メダルとなっており、孫が、21日に行われた男子200メートル自由形決勝の借りを返す形となった。

 大会の序盤、金メダルの個数で日本にリードを許した中国は、必ず形勢を逆転させると関係者が声を荒らげる場面もあった。

 中国はこの日、孫や五輪の金メダリスト葉詩文(Shiwen Ye)をはじめとする6選手が金メダルを獲得し、合計11個で日本の獲得数を超えた。

 22日に怒りのコメントをしていた中国選手団関係者のルー・イーファン(Yifan Lu)氏は、「今日、こうなることは分かっていた」とすると、「今日の種目は、われわれが得意とするものだった。明日はもう少し厳しいものになるだろう」と話した。

 200メートル自由形での敗戦は親指の負傷によるものだとしていた孫は、「金メダルが獲得できて興奮している」と報道陣に明かした。

「(負傷している左の親指に)少し痛みはあったが、それを忘れて勝利に突き進んだ」

 銅メダルは、3分48秒33を記録した朴泰桓(Tae-Hwan Park、パク・テファン、韓国)となっている。(c)AFP/Alastair HIMMER