■違いを作ったアトレティコの選手層

 アトレティコの勝利をいっそう際立たせているのは、チームの守り神と言えるジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)を、準々決勝ではほとんど起用できなかったという点だ。

 スペイン代表のコスタは、今季の公式戦で通算33得点を挙げているが、準々決勝第1戦の前半わずか30分でハムストリングを痛め、ピッチを後にした。

 しかしながら、アトレティコはどちらの試合でも代わって入った選手が違いを作った。第1戦ではコスタとの交代で入ったジエゴ・リバス(Diego Ribas)が、敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で30メートル以上の強烈なシュートを決め、試合の均衡を破った。

 すると、シメオネ監督は第2戦でも巧みな選手管理の手腕を見せ、今季31試合出場でわずか2得点のアドリアン・ロペスに大きな期待を寄せると、ロペスはその信頼に応え、コケの決勝点をお膳立てした。(c)AFP/Kieran CANNING