【10月5日 AFP】オーストラリアのシドニーハーバー(Sydney Harbour)で5日、オーストラリア海軍艦艇が初めてシドニーハーバーに入ってから100年になるのを記念する国際観艦式が開かれ、英国のヘンリー王子(Prince Harry)が観閲した。

 初のオーストラリア公式訪問となるヘンリー王子は、トニー・アボット(Tony Abbott)オーストラリア首相らとともにオーストラリア海軍の水路測量艦ルーウィン(HMAS Leeuwin)に乗り込み、オーストラリアのほか英国、シンガポール、日本、米国など17か国から訪れた軍艦や帆船などを観閲した。見晴らしのいい場所には大勢の人たちが詰め掛け、シドニーハーバーには見物人を乗せたボートが推定で5000隻も繰り出した。

 イギリス自治領だったオーストラリアの防衛は英海軍が担っていたが、1913年10月4日、巡洋戦艦オーストラリア(HMAS Australia)などオーストラリア海軍の7隻の軍艦が初めてシドニーハーバーに入り、オーストラリアは独自の海軍を持つ近代的な国としての姿を現した。シドニーでは11日まで、航空機の展示飛行、マーチングバンドの演奏、花火などさまざまなイベントが行われる。(c)AFP