【8月23日 AFP】ロシアは22日、世界貿易機関(World Trade OrganizationWTO)に正式加盟し、156番目の加盟国として自由貿易体制の仲間入りを果たした。正式加盟に必要な最後の手続きとなる批准法への署名は、前月21日にウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が済ませていた。

 経済規模2兆ドル(約160兆円)のロシアだが、WTO正式加盟にこぎつけるまでには18年以上を要した。ソビエト連邦崩壊後のロシアでは、加盟すれば欧米製品・サービスが大量流入し国内経済に打撃を与えかねないとの懸念が根強かったためで、未加盟の「最後の大国」と呼ばれていた。

 ロシアとともに、南太平洋の島しょ国バヌアツも157番目の加盟国としてWTOに加盟した。(c)AFP