【7月20日 AFP】米航空宇宙局(NASA)最後のスペースシャトルとなる「アトランティス(Atlantis)」が19日、ドッキングしていた国際宇宙ステーション(International Space StationISS)を離れ、地球への最後の旅路についた。

 キャリアを終えようとするアトランティスは、軌道上に上った太陽に照らされて光り輝きながら、日本時間の同日午後3時28分、太平洋の約350キロ上空でISSから離れた。

 8日間のISS滞在を終えたアトランティスの乗組員4人は前日の18日、ISSの乗組員とキスや抱擁を交わしたあと、アトランティスへ移動し、ハッチを閉じた。米国の宇宙飛行の一時代が幕を閉じ新たな時代の幕が開けたことを象徴するため、ハッチには、1981年のスペースシャトル初飛行の際に乗っていた米国旗が掲げられた。

 クリス・ファーガソン(Chris Ferguson)船長は、去り際、「わたしたちをもてなしてくれて本当にありがとう。すばらしいステーションだった。本当に楽しかった」とISSに発信し、ISSのロナルド・ギャレン(Ronald Garan)飛行士は「寂しいよ。幸運を祈る」とアトランティスに言葉をかけた。

 アトランティスは今月8日に打ち上げられ、ISSにスペースシャトルとしては通算37回目となるドッキングを行い、多目的補給モジュール「ラファエロ(Raffaello)」や補給物資を運んだ。予定では21日午前5時56分(日本時間同午後6時56分)に米フロリダ(Florida)州ケネディー宇宙センター(Kennedy Space Center)に着陸する。(c)AFP/Jean-Louis Santini

【関連記事】バイバイ、スペースシャトル…史上最も複雑な「航空機」
【写真特集】スペースシャトル、最後のミッションへ 写真で振り返る30年