【9月21日 AFP】米ラスベガス(Las Vegas)の裁判所は20日、8月に同地でコカイン所持などの容疑で逮捕されたパリス・ヒルトン(Paris Hilton)被告に、禁固計1年の判決を下した。しかし、司法取引に応じた被告が罪を認めたことで1年間の執行猶予が付いた。

 クリーム色のシルクのブラウスに黒のスカートという姿で出廷したヒルトン被告は薬物所持と公務執行妨害の罪を認め、検察側から提示された司法取引に応じた。その結果、半年ずつ計1年の禁固刑に、同様に半年ずつ計1年の執行猶予が付いた。

 同被告にはその他にも、罰金2000ドル(約17万円)の支払い、200時間の社会奉仕、薬物依存症更正プログラムへの参加が言い渡された。社会奉仕は、被告が決めた教会などの非営利団体で行われる。

 実刑は免れた同被告だが、保護観察期間に再び逮捕されれば、1年間収監されることになる。判決を言い渡した判事は、「クラーク郡刑務所は、(ニューヨークにあるヒルトングループの高級ホテル)ウォルドルフ・アストリア(Waldorf Astoria)ではない」と被告をいさめた。(c)AFP

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