【8月31日 AFP】米人気タレント、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)さん(29)が30日、コカイン所持罪で起訴された。警察はヒルトンさんがコカイン0.8グラムを所持していたとしている。

 米メディアの報道によると27日深夜(日本時間28日未明)、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のウィンホテル(Wynn Hotel)前で、警察官がマリフアナの臭いがする黒いSUV車に気づき、停車させた。車はナイトクラブを経営するヒルトンさんのボーフレンド、カイ・ウェイツ(Cy Waits)さんが運転し、ヒルトンさんも乗っていた。

 ヒルトンさんがバスルームを使いたいと申し出たため、警官も同行してホテルに入った。ホテルでヒルトンさんがバッグからリップクリームを取り出そうとした際、コカインとみられる物質がはいった透明な袋が警官の手に落ちたという。

 この警官がコカインは誰の物かとたずねると、ヒルトンさんは「見たこともない。ガムだと思った」と話したという。

 ヒルトンさんは、バッグは知り合いから借りた物で、バッグに入っていたぜんそくの薬、現金1300ドル(約11万円)、クレジットカード、マリフアナを吸う際によく使われる紙巻きたばこの巻紙は自分のものだが、化粧品は自分のものではないと主張している。事情聴取の後、ヒルトンさんは条件付きで釈放されていた。 

 米娯楽誌ピープル(People)によると、コカイン所持の罪で有罪となれば、最大で禁固4年が言い渡される可能性がある。(c)AFP

【関連記事】
パリス、W杯観戦後に一時拘束 大麻所持容疑で
パリス、ラスベガスで逮捕 コカイン所持容疑
【パリス・ヒルトン】記事一覧