【10月7日 AFP】自転車ロードレースチームのゲロルシュタイナー(Gerolsteiner)は6日、所属するステファン・シューマッハ(Stefan Schumacher、ドイツ)から禁止薬物の陽性反応が検出されたことを明らかにした。シューマッハは、2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)で2度ステージ優勝を飾っている。

 シューマッハは、同大会第10ステージを制したレオナルド・ピエポリ(Leonardo Piepoli、イタリア)に続き、6日に陽性反応が明らかになった2人目の選手となった。

 ゲロルシュタイナーのハンス・ミヒャエル・ホルツァー(Hans-Michael Holczer)監督は、フランスのレキップ(L’Equipe)紙が電子版で報じた内容を認め、ドイツのスポーツ通信社SID(Sport-Informations-Dienst)に対しシューマッハの陽性反応に関する情報を伝えた。

 レキップ紙は、シューマッハから持続性エリスロポエチン受容体活性化剤(Continuous Erythropoiesis Receptor ActivatorCERA)と呼ばれる新世代のエリスロポエチン(ErythropoietinEPO)の陽性反応が検出されたことを報じていた。

 ホルツァー氏はSIDに対し「ツール・ド・フランス大会総合ディレクターのクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)氏が、シューマッハの陽性反応を正式に認めている。彼から陽性反応が検出されたことは間違いない」と語っている。また同氏は「あの男にだまされていた」と語り、法的手続きを検討していることも明らかにしている。

 シューマッハは2009年シーズンから、クイックステップ(Quick Step)に所属することが決まっていた。

 イタリア五輪委員会(Comitato Olimpico Nazionale ItalianoCONI)は7日早朝、レオナルド・ピエポリからCERAの陽性反応が検出されたことを発表、その後、フランス反ドーピング機関(Agence Francaise de Lutte contre le DopageAFLD)も「AFLDは、ツール・ド・フランス開催中の7月4日と15日に採取されたレオナルド・ピエポリの血液サンプルからCERAが検出されたことを本人に対し本日伝えた」と声明を発表した。

 山岳スペシャリストのピエポリは、旧サウニエルデュバル・スコット(Saunier Duval-Scott、現スコット・アメリカンビーフ、Scott-American Beef)在籍時にリカルド・リッコ(Riccardo Ricco、イタリア)のキーヘルパーを担っていた。2008ツール・ド・フランスでCERAの陽性反応が検出され、チームから解雇されたリッコは、同月2日に20か月の出場停止処分を下されている。

 2008ツール・ド・フランスに出場した選手ではこれまでに、リッコ、ピエポリ、シューマッハの3人からCERAが検出されている。(c)AFP