【8月14日 AFP】インド洋のフランス特別自治体マヨット(Mayotte)島沖で13日、同島への密航を試みる移民を乗せた船が沈没し、子ども8人を含む17人が死亡、19人が行方不明となっている。

 警察当局によると、これまでに生存者4人が救助され、マヨット島東部の病院に搬送された。現場では、残る移民の救助活動が陸海空から行われている。

 移民たちが乗っていたのは「kwassa-kwassa」といわれる伝統的な木製の船で、マヨット島の北西数十キロにあるコモロ諸島(Comoros Islands)のアンジュアン(Anjouan)島から出航したとみられている。

 コモロ諸島からは、仏当局の取り締まりにもかかわらず、経済的に比較的豊かなマヨット島へ不法上陸しようとする移民が後を絶たず、同島周辺では移民船の難破や沈没が頻繁に発生している。(c)AFP