【4月27日 AFP】イラン最大の商業港で26日、大規模な爆発と火災が発生し、これまでに14人が死亡、750人が負傷した。

爆発が起きたのは、ホルムズ海峡に面する南部のシャヒドラジャイ港。原因は現時点では不明だが、港の税関事務所は国営テレビを通じて発表した声明で、危険物および化学物質の貯蔵庫で発生した火災が原因である可能性が高いと述べた。

イラン革命防衛隊と関係のある人物は匿名を条件に米ニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じ、爆発したのは過塩素酸ナトリウムだと語った。この化学物質は、ミサイルの固形燃料の材料などに使用される。

国営テレビは26日夜、「シャヒドラジャイ港の火災の勢いが増しており、他の地区やコンテナに燃え移る可能性がある」と報じた。

ファルス通信社によると、爆発は非常に強力で、約50キロ離れた場所でも衝撃が感じられ、爆発音が聞こえた。(c)AFP/Payam Doost Mohamadi