【9月8日 MODE PRESS】日本 の伝統文化振興と地域社会の活性化に貢献した団体に贈られる第4回ティファニー財団賞授賞式が8日、 東京・南青山の梅窓院で開かれ、沖縄の「あまわり浪漫の会」と新潟の「鯛車復活プロジェクト」が表彰された。

■ティファニー財団賞とは?

 米国のティファニー財団(The Tiffany & Co. Foundation)と日本国際交流センター(JCIE)が共催する「ティファニー財団賞」は、国内の文化振興 と地域活性化に寄与した団体を称え、その活動に対する全国的な認知を高めることを目的として、07年に設立された。

 第4回 を迎えた今年は、専門家や地方団体からの推薦に加え初の一般公募を受付けたところ、全国各地から約100件の応募があった。その中から、選考委員会委員長を務める森美術館館長の南條史生(Fumio Nanjo)を筆頭に建築家の隈研吾(Kengo Kuma)、アーティストの日比野克彦(Katsuhiko Hibino)、法政大学の田中優子(Yuko Tanaka)教授によって構成される選考委員が2団体を選出した。

 ■今年度の受賞団体は…

 今年度の伝統文化大賞に選ばれたのは、うるま市内の中高生による現代版組踊を制作・上演し、伝統芸能を伝承するとともに地域おこしを行う「あまわり浪漫の会」。伝統文化振興賞には、新潟 市巻地区に江戸末期から伝わる鯛車の復興に取り組んだ「鯛車復活プロジェクト」が選出された。

 ティファニー財団のフェルナンダ・ケロッグ評議長は「日本の伝統芸能は19世紀からティファニー(Tiffany & Co.)のデザ インにインスピレーションを与えてきた。この賞が、日本各地で活動する素晴らしい団体を助成する機会に繋がることを嬉しく思う」とコメント。 両団体には、賞金200万円とティファニー製のトロフィーが贈呈された。 (c)MODE PRESS

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