2007年10月5日、パリ市内で発表されたシャネル(CHANEL)の08年春夏コレクション。(c)AFP/FRANCOIS GUILLOT
【パリ 6日 上間常正】08年春夏パリ・コレクション6日目の10月5日は、シャネルやアレキサンダー・マックイーンなど10ブランドのショーが市内各地で開かれた。シャネルは蒼い夜空の星、ジュンコシマダは花、マックイーンは今年夭逝したイザベラ・ブロウ(Isabella Blow)へのオマージュを表した。
■シャネル(CHANEL)
ショーの冒頭は、デニムの水着とジャケット。日没後まもなくの夜空のような藍色のデニムのトレンチやカバーオール、マイクロパンツなども登場した。そこにシルバーの靴やバッグを合わせると、それが夜空の星のようにまばたくように見える。
星条旗をモチーフにした赤白ボーダーと紺地に白の星プリントの組み合わせも、主役は星。黒地にシルバーを散りばめたバッグや、結晶のような多面体のポーチにもどこか星のイメージがあった。
今シーズンのシャネルは、どこかノスタルジックな雰囲気があるのに、同時にいつにも増して小粋でモダンな出来栄えだ。ウエスト部分をエナメルなどの異素材でコルセットのように切りかえたドレスなど、新しいアイデアもさりげなく盛り込まれている。
■ジュンコシマダ(JUNKO SHIMADA)
今シーズンのデーマはずばり「花」。オーガンディに大型の花の色つき刺しゅうを施したり、ニットやプリント柄にもカラフルな花が主役で登場した。最も印象的だったのは、スイートピーなどさまざまな造花をたっぷりとあしらった厚底の靴だった。ちょっと歩きにくそうではあったが、思い切ったアイデアで、観ていても楽しかった。
これだけ花を強調すると、プリーツやレースアップが花を支える茎や葉のようにオーガニックに映る。もう一つ、春の到来や再生を象徴するように使われたツバメの柄のモチーフも小粋だった。
■アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)
「ラ・ダーム・ブル」と銘打った今回のコレクションは、デザイナーのよき理解者で友人でもあったイザベラ・ブロウに捧げられたものだった。彼女を象徴するようにさまざまな帽子がデザインされ、英国風のエレガントなスーツやドレスが並んだ。ある意味では感動的なショーだったが、服そのものには新しさはなかった。(c)MODE PRESS
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