【パリ/フランス 25日 AFP】07年春夏パリ・オートクチュールコレクションが22日から4日間にわたって開かれている。初日、デザイナー就任10周年を迎えたジョン・ガリアーノ(John Galliano)がクリスチャン・ディオール(Christian Dior)のショーを発表した。ガリアーノは、ジャポニズムの空気に満ちたゴージャスなスタイルを提案した。溢れる色彩は、咲き乱れる桜の花のようだ。
ふんだんに施された刺繍や、‘オリガミ’のようなプリーツからは、ディオールというブランドの持つ伝統と威厳が垣間見れる。ドレスは、赤、フューシャピンク、緑といった鮮やかな色彩だ。ガリアーノは、クチュールの手法によって見事に‘ゲイシャ’を再構築してみせた。
ショー会場には、モノクロームの巨大な椅子がセットされた。ビッグサイズの椅子を前にポージングするモデルたちは、異世界の空気を演出した。
■インタビュー:ジョン・ガリアーノ(デザイナー)
どんな類の記念日であれ、新しいコレクションの発表と私がデザイナーに就任して10周年のお祝いを一緒ににできるのは、うれしいことです。でも私は、レトロスペクイティブ、つまり過去を振り返る回顧的なものをあまり信頼してないんですよ。過去は過去。それよりも、未来に向かって行く方がずっといい。新しいコレクションを発表する事の方が私にとっては重要なんです。
つい最近、私は日本を旅行してきました。本当に素晴らしかった。東京、京都、大阪に訪れて、昔の友人に会ったりしてきました。日本が変化するスピードは本当に速いですよね。ジャパニーズ・カルチャーやアートも大好きなんです。生け花や礼儀作法はすごく神聖な雰囲気だし。とにかく、日本は素晴らしい文化を持った国だと思います。みんな何度も行ってみるべきだと思いますよ。私は日本についてあまりよく知らないけれど、今自分が日本に行く必要があるってことはわかるんです。
京都を訪れた時は、今時のヒップホップ風の格好をした少年と、15、6歳ぐらいの伝統的な着物を着た‘ゲイシャ’の少女が同時に道を歩いているところに出くわしました。その光景には、すごくインスパイアされましたね。本当に美しかった。
また、プッチーニのオペラ『蝶々婦人(Madame Butterfly)』もベースとなっています。『蝶々婦人』は、アメリカ海軍士官ピンカートン(Pinkerton)と日本人の蝶々婦人の素晴らしい愛の物語です。二人の間には子供が誕生したのですが、ピンカートンは本国でアメリカ人女性と結婚し、蝶々さんは彼に子供を引き渡すとともに自害してしまうという内容です。非常に感動的で、美しいラブストーリーですよ。
今夜発表したショーは、ディオールというブランドでのみ成し得ることができたものだと思っています。(c)AFP/parismodes.tv

















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