【12月12日 AFP】ロシアのストリートスタイルにはグラマラスなイメージはないかもしれないが、そのスタイルはキャットウォークからハイストリートまで、ファッションのグローバル市場において注目されている。

 ゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)やアンドレ・アルチョーモフ(Andrey Artyomov)といったモスクワ出身の人気デザイナーたちが、“ソビエト崩壊後”のスタイルをパリやロンドン、ニューヨークのファッションウィークに導入した。

 1990年代のロシアスタイルをコンテンポラリーに解釈したこのスタイルを欧米のファッションチェーン「アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters)」や「トップマン(Topman)」も取り入れ、キリル文字のスローガンが施されたTシャツを発売している。

 ソビエト崩壊後のスタイルは、グラフィックTシャツにフットボールスカーフ、クロップドジーンズやスポーツウェアブランドなどがハイエンドなアイテムと組み合わせられている。

 多くはロシアの労働者階級から取り入れているほか、「USSR」(ソビエト社会主義共和国連邦)が崩壊した25年ほど前に形成された郊外の“ゴプニック”サブカルチャーからも影響を受けている。