【1月15日 MODE PRESS WATCH】写真家の蜷川実花(Mika Ninagawa)による個展「蜷川実花:Self-image」が、24日から東京・原美術館で開催される。

 近年、映画やミュージックビデオなどの映像作品をはじめ、ファッションデザイナーとのコラボーレションなど活動の幅を広げる蜷川実花。「蜷川カラー」と呼ばれる鮮烈な極彩色とともに、アイドルやモデル、花々の輝きをとらえたポジティブで開放的な作品を発表する一方で、華やかさや幸福感と隣り合わせになる歪みや澱み、衰退の影や死の気配も捉えてきた。

 本展ではそのような闇と影の部分に目を向け新境地を開いたシリーズ「noir」(2010年〜)と目黒川に散る桜を一心不乱に収めた「PLANT A TREE」(2011年)、室内に三面の映像が大きく投影され、渋谷慶一郎(Keiichiro Shibuya)が音楽を手がける新作映像のインスタレーションのほか、初期から断続的に撮影してきたモノクロのセルフポートレイトを中心に展示。「生身に近い、何も武装していない」と蜷川氏自身が語る特別な写真が一堂に会する特別な機会なので、ぜひ足を運んでみて。

■イベント情報
・蜷川実花:Self-image
会期:2015年1月24日(土)〜5月10日(日)
開館時間:11:00〜17:00(水曜は20:00まで/入管は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日にあたる5月4日は開館)、5月7日
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
Tel:03-3445-0651
入館料:一般 1100円、大高生 700円、小中生 500円
※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料
※20 名以上の団体は 1 人100円引

■関連情報
原美術館 公式サイト:http://www.haramuseum.or.jp/
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