【9月19日 MODE PRESS WATCH】第67回カンヌ国際映画祭でオープニング作品として上映され、世界中から注目を浴びた映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』がいよいよ10月18日、全国ロードショーを迎える。

■ストーリー

 1956年のモナコ大公レーニエ3世(Prince Rainier III)との結婚から6年を経てもまだモナコ宮殿のしきたりになじめずにいたグレース・ケリー。名映画監督アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)からハリウッド復帰の話を持ちかけられ、心が揺らいでいたそんなとき、夫・レーニエが最大の危機に直面する。フランスのシャルル・ド・ゴール(Charles de Gaulle)大統領が過酷な課税をモナコに強要、承諾しなければ「モナコをフランス領にする」という声明を発表したのだ。

 愛する家族と自分のために覚悟を決めたグレースは、外交儀礼の特訓を受け、完璧な公妃の『役作り』に励む。ド・ゴールを含む各国の指導者を招いた『舞台』で、この日のために練り上げた一世一代のスピーチでグレースは何を語るのか・・・。

■伝記映画を超えた人間ドラマ

 本作を手がけたオリヴィエ・ダアン(Olivier Dahan)監督は「伝記映画を作ることに興味はなかった。史実に基づいているとはいえ、これは歴史映画ではない」と断言する。女優として大成功を収めていたにも関わらず、結婚のためにキャリアを断念し異国の地に渡ったグレースの姿を、ダアン監督は現代女性なら誰もが共感を覚える彼女の葛藤を描いた。グレースを演じるのは、アカデミー賞女優のニコール・キッドマン(Nicole Kidman)。葛藤、孤独、後悔を抱えながら決断を下したグレースを見事に演じ切ったニコールのほかに、ティム・ロス(Tim Roth)、フランク・ランジェラ(Frank Langella)、パス・ベガ(Paz Vega)ら豪華な俳優陣が多数出演。個性豊かなキャストの演技にも注目したい。

■映画情報
『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
10月より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

■関連情報
・グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 公式HP:http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/
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