【3月21日 AFP】ロシア・プレミアリーグのゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St Petersburg)の新指揮官に就任したアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督が、就任初日となった20日に記者会見を行い、ピョートル大帝(Peter the Great)が本拠地を建都したようにチームを築き上げたいと、大きな野望を語った。

 ゼニトは、これまで以上のビッグタイトル獲得が望めなくなったことから、ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)前監督を解任し、クラブに欧州での栄光をもたらすことを願って、FCポルト(FC Porto)やチェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を率いた36歳のビラス・ボアス監督を招聘した。

 ビラス・ボアス監督は、今シーズンの当面の目標として、残り9試合となったリーグ戦を挙げ、復活したロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)との激しい争いを制し、リーグタイトルの獲得を目指すと語った。

 ゼニトと2年契約を結び、最低でも年俸850万ユーロ(約12億円)を受け取ると報じられている指揮官は、「最初の目標はリーグ優勝だ」と語った。

 ゼニトのオーナーである国営天然ガス大手のガスプロム(Gazprom)は、ビラス・ボアス監督に対し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)で大きな成果を残すことを求めている。