【12月7日 MODE PRESS】「TASAKI(タサキ)」は5日、ロンドンを拠点に活動する若手ジュエリーデザイナーを起用した新ブランド「メラニー・ジョージャコプロス タサキ(MELANIE GEORGACOPOULOS TASAKI)」の発表会を都内で開催した。

 2007年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでジュエリーの修士号を取得後、10年に自身の名を冠したブランドを創設したデザイナーのメラニー・ジョージャコプロス(Melanie Georgacopoulos)は、パールを大胆にカットしたピアスや、チェーンが建築的なフォルムを描くネックレスなど、既成概念にとらわれない斬新な作品が高く評価され、12年10月にTASAKIとデザイン、製造における独占契約を締結した。

 TASAKIの田島寿一(Toshikazu Tajima)代表執行役社長は「2010年秋にロンドンのドーバーストリートマーケットを訪れた際、TASAKIコレクションラインの隣に並んでいた彼女の作品に出会い、大きな衝撃を受けた。真珠そのものを“素材”として捉え、デザインに取り入れる全く新しいアプローチは、とても鮮烈だった」とメラニーとの出会いを振り返る。さらに「従来と全く異なるカットやポリッシュに最初は不安もあったが、神戸の工房の職人たちが見事に再現していて感動した。女性の動きに連動して美しさが表れるジュエリーだと思う」と語った。

 発表会にあわせて来日したメラニーは「TASAKIのような素晴らしいクラフトマンシップをもつ企業と共に仕事が出来ることを光栄に思う。これからも、今まで誰も目にしたことがないようなジュエリーを手がけていきたい」と語った。

 「メラニー・ジョージャコプロス タサキ」は、来春からTASAKI銀座本店や伊勢丹新宿店で展開。デイリーに楽しめそうなスライスパールのピアス(8万円台を予定)から、パールを布のよ うに繋ぎ合わせたクチュール感覚のネックレスまで、幅広いアイテムを取り揃える予定だ。(c)MODE PRESS