【2月12日 AFP】中国西部の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で12日、マグニチュード(M)6.8の強い地震が発生した。米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)が発表した。

 震源の深さは12.5キロ。ホータン(Hotan)市から東南東に約270キロ付近という、同自治区でも特に辺境の地帯を襲った。

 中国地震ネットワークセンター(CENC)は、同日午後に発生した地震の規模はM7.3だったとしているほか、この地震の5分後にM5.7の別の地震が発生、その後も最大でM4.2の一連の余震が続いたという。

 中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)は、ホータンにいた記者も揺れを感じたが、同市自体には大きな被害はなかったと伝えた。またある専門家は同テレビ局に対し、今回地震が起きた場所では頻繁に地震が発生しているが、人口が少ないため影響が出ることは少ないと話している。さらに同自治区の地震当局はソーシャルメディアで、震源地に近いケリヤ(Keriya)県当局者の話として、これまでのところ被害の規模は分かっていないと報告した。(c)AFP