中国・タイ量子科学技術共同実験室がバンコクで設立
このニュースをシェア
【12月10日 CGTN Japanese】中国・タイ量子科学技術シンポジウムが12月8日、タイの首都バンコクで開催され、中国科学技術大学、タイのチュラロンコン大学、マヒドン大学など中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の10以上の大学から約100人の専門家や研究者が出席し、量子科学技術共同実験室の開所式に立ち会いました。
中国科学技術大学量子ネットワーク安徽省重点実験室は同日、チュラロンコン大学科学学院と協定を締結し、中国科学技術大学・チュラロンコン大学量子科学技術共同実験室を正式に設立しました。両大学は覚書に調印し、量子科学技術や人工知能(AI)を活用した化学研究などの分野における協力推進で合意しました。
張建衛駐タイ中国大使は、「両国が量子科学技術で協力を強化することは、両国首脳の共通認識を実行に移し、全面的な戦略協力パートナーシップを充実させるための重要な措置だ」と述べ、中国は「一帯一路」イニシアチブの枠組みの下でタイとの交流や協力を強化し、量子科学技術と関連産業の発展を共同で推進し、両国民により大きな幸福をもたらすことを望んでいると表明しました。
タイ高等教育・科学・研究・イノベーション省のスパチャイ・パトゥムナクン事務次官はあいさつの中で、「タイと中国の量子協力は両国の科学技術力向上を促進する重要な一歩であり、タイのイノベーション駆動型経済成長戦略に合致している」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News