【12月7日 CGTN Japanese】イスラム原理主義組織ハマスはソーシャルメディアを通じて現地時間12月3日、イスラエルには停戦合意に伴う義務を履行するよう強制せねばならないと強調する声明を発表しました。

声明は停戦協定の関係仲介者と保証者に向けて、責任を確実に履行してパレスチナのガザ地帯南部とエジプトを結ぶラファフ通関所の双方向開放を確保するよう呼びかけ、停戦協定の規定と国連安全保障理事会決議2803号に基いてイスラエルに圧力をかけ、その履行過程で遅延、回避、制限措置をとることを防止し、イスラエルがラファフ通関所を片側にのみ開放することを防止するよう求めました。

イスラエル政府は3日早朝、今後数日以内にラファフ通関所を開放して、パレスチナのガザ地区住民がエジプトに移動できるようにすると発表しました。ガザ地区の住民は、イスラエルの安全保障当局の承認を得た上で、エジプトとの調整に基づき、ラファフ通関所を経由してガザ地区を離れることができるようになり、関連するプロセスはEU代表団が監督するとしました。

エジプト報道総局は同日中にやや遅れて、パレスチナ人がガザ地区を離れるために、今後数日でラファフ通関所を開放するというメディアの情報は、エジプトの公式筋が否定したと表明しました。

ラファフ通関所はパレスチナのガザ地区の南端にあってエジプトと国境を接しており、国際人道支援物資がガザに出入りする主要な通路です。イスラエルは現在、ラファフ通関所のパレスチナ側を支配しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News