フランスに貸与されたパンダ2頭が中国に帰国
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【11月27日 CGTN Japanese】フランス中部のボーバル動物園に貸し出されていたジャイアントパンダの「ホワンホワン(歓歓)」と「ユエンザイ(円仔)」は11月25日、中国への帰国の途に就き、10年以上にわたるフランス生活を終えました。先週末、数百人のフランスのパンダファンが雨の中、同動物園に駆け付け、パンダたちと別れを惜しみました。
「ホワンホワン」と「ユエンザイ」は、もともと2027年1月までフランスで暮らす予定でしたが、「ホワンホワン」が腎不全と診断されたため、前倒しで帰国することになりました。
2頭は2012年に、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地からフランスに渡りました。フランスで暮らしている間、3頭の赤ちゃんを産み、フランス人に愛されています。2頭はフランスで初めて繁殖に成功したパンダで、子パンダと一緒にボーバル動物園のビッグスターとなっていました。
2頭の長男である「ユエンメン(円夢)」は2023年にすでに帰国しました。2021年に生まれた双子パンダの「ホワンリーリー(歓黎黎)」と「ユエンドゥドゥ(円○○、○=口へんに都)」はボーバル動物園に残る見込みです。動物園側はパンダの保護と研究のため、中国との協力を2027年以降も延長したい意向を示しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News