【10月19日  People’s Daily】中国国家統計局が7月15日に発表したデータによると、中国の上半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.3%増となり、伸び率は前年同期と前年通年の実績をいずれも0.3ポイント上回った。

インタビューに応じた国際関係の専門家は、中国経済は圧力に耐え、困難に立ち向かい、経済運営は全体的に安定し、安定の中で良い方向に向かっていると評価した。また、高品質な発展が新たな進展を遂げると同時に、世界の経済により多くの原動力と確実性を注入していると評した。

 
「複雑で変化の激しい国際環境、特に第2四半期以降の国際情勢の急激な変化と外部からの圧力の顕著な増大という状況下で、中国経済は強力な靭性(回復力)と内生的な成長力を示した」、ブラジル中国商貿文化発展協力協会のマリオ・エストレラ(Mario Estrela)会長はこのように述べた。そして「中国が技術革新とグリーン発展を持続的に推進し、超大規模市場の潜在力が持続的に解放されていることが、世界経済の成長により多くの機会をもたらしている」と指摘した。

このほど、シティバンク(Citibank)、スイス銀行(UBS)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)など複数の外資系金融機関が相次いで2025年の中国経済成長率予測を上方修正した。「中国経済の発展の勢いが持続的に強化されており、好転傾向は下半期も継続する見込み」との認識を示した。

「中国経済が安定して良い方向に向かっている重要な理由の一つは、中国が地域の実情に応じて新たな質の生産力を発展させ、新産業、新技術、新業態の比較的速い発展を推進する力を強めていることにある。これは自国の高品質発展に絶え間ない新たな活力を注入するだけでなく、グローバルサウス諸国の発展にも重要な示唆を提供している」と「サウジアラビア科学研究知識交流センター」研究員のモハメド・サディク(Muhammad Sadiq)氏は語っている。

データによると、今年上半期、中国の国内市場の販売は伸び率が回復し、消費の高級化に関連する商品の販売状況が好調だった。社会消費品小売総額は前年同期比5.0%増加した。工業生産は比較的速い伸びを示し、設備製造業とハイテク製造業は勢いを増し、一定規模以上のハイテク製造業の付加価値額は9.5%増加した。

「中国がデジタル経済、スマート製造、グリーン転換の分野で達成した成果は注目に値し、特に人工知能(AI)、自動運転、人型ロボットなどの分野では、中国は世界の最先端を走っている」、「スペインのマルクス主義研究基金(FIM)」のディレクターのエディ・サンチェス・イグレシアス(Eduardo Sánchez)氏はこのように指摘した。

同氏は「中国が科学技術イノベーションへの取り組みを継続的に強化し、人材育成や産学研連携などを推進することで、経済成長が『要素駆動型(労働力・資本・資源といった要素の量的投入)』から『イノベーション主導型』へと転換する良好な環境を醸成している。これは中国の高品質な発展を推進すると同時に、世界のデジタル変革にも新たな道筋を提供している」と述べた。

世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「2024年世界イノベーション指標報告」によると、世界における中国のイノベーションパワーランキングは11位に上昇し、過去10年間でイノベーションの力が最も上昇した経済体の一つとなった。

中国は真の多国間主義を堅持し、包摂的で恵みをもたらす経済のグローバル化を推進し、世界経済ガバナンスに積極的に参加し、開放型の世界経済の構築に努めている。

「ガーナアフリカ中国政策諮問センター」のポール・フリンポン(Paul W. Flinpon)執行理事は「中国は高品質な発展を推進すると同時に、一貫してグローバルサウス諸国と発展の機会を共有することに力を尽くしている」と述べた。

同氏は「中国が、33のアフリカ諸国を含む中国と国交のある全ての『後発開発途上国』に対し、全ての関税品目に『ゼロ関税待遇』を適用したこと、そして『中国国際輸入博(CIIE)』『中国国際サプライチェーン博(CISCE)』『中国アフリカ経済貿易博』などのプラットフォームを活用し、高水準の対外開放を拡大することで、世界の経済貿易協力に活力を注入している」と、高い評価をしている。
 
イグレシアス氏は「今年の1~5月期に、中国で新設された外資系企業は2万4000社を超え、前年同期比10%以上増加した。これは、中国が依然として外国企業にとって理想的で安全かつ将来有望な投資先であることを示している。中国の高水準の対外開放の進展の中で、ハイテク、グリーンエネルギー、農業・食品などの分野を中心に、ますます多くのスペイン企業が中国市場との緊密な関係構築を積極的に模索している」と指摘した。
 
今年1月1日「地域包括的経済連携協定(RCEP)」が発効から3周年を迎えた。また、今年5月には「中国・ASEAN自由貿易協定(FTA)3.0版」の正式交渉が全面的に完了した。

タイの「正大管理学院」中国・アセアン研究センターの湯之敏(Tang Zhimin)所長は「中国はアセアン地域と世界との経済貿易の絆を継続的に強化している。中国は自国経済の発展の基盤が安定し、強靭で、成長の原動力が十分であるという基礎の上で、高水準の対外開放を維持しており、上半期のアセアン諸国との輸出入は9.6%増加し、『一带一路(Belt and Road)』共同建設国とは4.7%増加している。またEUおよび日韓などの経済圏との貿易も増加し、引き続き世界貿易の『安定の錨』となっている」と述べた。(c)People’s Daily /AFPBB News