国慶・中秋連休、1日平均の出入国旅客数200万人超の見通し
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【9月30日 東方新報】国家移民管理局は28日、今年の国慶節と中秋節が重なる大型連休期間中、出入国する旅客数が1日平均で200万人を突破する見通しを示した。
今年は査証免除措置や国際線の回復が追い風となり、国内外で旅行需要が旺盛となっており、全国の国際空港や口岸(国境検問所)では出入国ラッシュが見込まれる。ピークは10月1日と6日に集中すると予測されている。
主要空港では利用者の増加が見込まれ、上海浦東国際空港(Shanghai Pudong International Airport)は日平均10.1万人、広州白雲国際空港(Guangzhou Baiyun Airport)は5.1万人、北京首都国際空港(Beijing Capital Airport)は4.6万人、深セン宝安国際空港(Shenzhen Bao'an International Airport)は1.9万人、成都天府国際空港(Chengdu Tianfu International Airport)は1.8万人に達すると予想されている。
また、広東省(Guangdong)・香港・マカオ各地では花火大会やコンサート、ランタンフェスティバルなど大型イベントが予定されており、多くの中国本土からの旅行者や香港・マカオ住民の往来が増える見込みだ。特に深セン市(Shenzhen)の羅湖口岸は日平均22万人、福田口岸は20万人、深セン湾口岸は14万人、蓮塘口岸は10万人、広深港高速鉄道西九龍駅は9万人と予想されている。さらに珠海の拱北口岸は40.3万人、港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)は12万人、青茂口岸は11.8万人、横琴検問所は11.6万人に達すると見込まれる。
国家移民管理局はこの連休に備え、全国の出入国管理機関に対し、旅客の流動や検問所の運営状況を随時モニタリングし、迅速に情報を公表するよう指示。待ち時間を30分以内に抑えるために十分な人員を配置し、関係部門と連携して交通や天候リスクへの対策を講じる方針を示した。
同局は出入国予定の国内外の旅行者に対し、出発前に混雑状況や通関情報を確認し、旅券やビザの有効性を点検するよう呼びかけた。また中国国民に対しては、渡航先の治安状況や入国政策を事前に調べ、リスク管理を徹底するよう注意を促した。通関時に困難が生じた場合は、12367ホットラインに連絡するか、現場の移民管理警察に相談するよう案内している。(c)東方新報/AFPBB News