【9月12日 東方新報】世界初となるロボット消費をテーマにしたイベント「E-Townロボット消費フェスティバル」が2日、北京経済技術開発区で開幕した。サービスロボット、産業用ロボット、特殊ロボットなど数百社が参加し、家庭、医療、教育、物流、エンターテインメントなど多様な分野での活用事例を紹介する。会期は8月17日まで。

会場には、見学と購入を同時に楽しめる4種類の体験ゾーンを設置。目玉は世界初の「具身型AI(エンボディド・インテリジェンス)ロボット4S店」で、法人向けに医療、産業、介護・伴走、バイオニクスなど7カテゴリで50種類以上の製品を展示する。

4Sショップは三つのフロアで構成される。1階の「スマート製造セレクトゾーン」では、人型や家庭用、介護、ホビーなど幅広いロボットを展示・販売。2階の「未来インタラクションゾーン」では、来場者がロボットと対戦や競技を体験できる。3階の「スマートメンテナンスゾーン」では、部品交換や診断、遠隔運用など一連の保守サービスを実演する。

隣接する「ロボットラボレストラン」では、チェス対局ロボット、バーテンダーロボット、ゴミ回収ロボットなどが稼働。来店者は煎餅(中国式クレープ)や串焼き、コーヒーなどを味わいながら、実際にロボットの活躍を体験できる。

さらに、オフライン向けには、8日から12日まで北京経済技術開発区で開催される「世界ロボット大会」と、北京市亦荘地区のロボット産業パークにある展示センター「ロボット大世界」で、41社の100種類以上の製品が展示・販売される。オンラインでは京東(JD.com)に特設ページが設けられ、四足歩行、二足歩行、外骨格、教育・コミュニケーション型など4カテゴリーで、63ブランド・680点以上のロボット製品が販売される。(c)東方新報/AFPBB News