2025年上半期、中国自主開発ゲームの海外売上は11.07%増加
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【9月4日 東方新報】「最新の業界データによると、2025年上半期における中国自主開発ゲームの海外市場での実際の売上は95億100万米ドル(約1兆4071億円)に達し、前年同期比で11.07%増となった」
中国音像与数字出版協会(中国オーディオビデオとデジタル出版協会)の常務副理事長兼事務局長である敖然(Ao Ran)氏は、7月29日に開催された2025年度ゲームビジネスカンファレンスで挨拶し、次のように述べた。カジュアルゲーム(いわゆる「ミニゲーム」)はゲーム産業の重要な一部として、軽量で拡散しやすく、短期間で改良可能という特長を活かし、海外市場で特に好調な成果を上げており、現在は海外展開の成長を牽引する主要エンジンのひとつとなっている。
敖氏は、ミニゲームの海外展開には三つの顕著な特徴があると分析した。第一に、軽量なゲーム形態が細分化されたユーザーのニーズに的確に応え、成熟市場での新たな成長を支えていること。第二に、革新的な技術が産業の高度化を後押しし、スマートで効率的な発展段階への移行を加速していること。第三に、ソーシャル機能を活用した拡散力が効率的なユーザー流入を生み出し、現象的な拡散効果を形成していることだ。
さらに敖氏は、中国のゲーム産業は深い文化的背景と継続的な技術革新を武器に、世界の舞台で高い評価を得ていると指摘した。ミニゲームは新しいゲーム形態として、海外進出の過程でますます重要な役割を果たし、中国ゲーム産業の国際展開における新たな注目点になっているという。
今後の中国ゲームの海外展開を安定的かつ持続的に進めるために、敖氏は三つの取り組みを提案した。第一に、中国ゲームの海外展開分野を一層広げ、新興市場の開拓を加速させ、より幅広いグローバル市場網を構築すること。第二に、現行の海外向けゲームのジャンルを拡充し、製品の多様化・革新化・立体化を推進すること。第三に、グローバル化時代における海外展開の本質を深く理解し、「双方向の協力・共栄」という理念に基づいた持続可能な発展のエコシステムを築くことである。(c)東方新報/AFPBB News