「三国志の地」湖北省、東京で観光PRイベント
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【6月16日 東方新報】駐日中国大使館の支援のもと、湖北省(Hubei)文化・観光庁、東京中国文化センター、駐東京中国観光代表処の共催により、2025年「知音の湖北 美しき長江」文化観光プロモーション会および観光業界のビジネスマッチング会が9日午後、東京都で成功裏に開催された。
湖北省文化・観光庁の克克(Ke Ke)庁長、駐日中国大使館の趙宝鋼(Zhao Baogang)公使、日本国土交通省観光庁国際観光部の齋藤喬(Takashi Saito)国際観光課長、駐東京中国観光代表処の欧陽安(Ou Yangan)所長が出席し、それぞれ挨拶を行った。さらに、東京中国文化センターの羅玉泉(Luo Yuquan)所長をはじめ、日中両国の政府関係者、文化観光機関、業界団体、旅行会社、航空会社、メディア関係者など、国内外から150人以上のゲストが来場した。
会場では、「湖北への誘客」「観光商品ルートの共同開発」「新業態の創出」などを含む6件の協力協定が締結され、日本の有力観光企業である悠游国際や日本旅行(Nippon Travel Agency)などで、湖北省の代表的な観光ルート3本が販売開始された。今回の協力により、今後1年間で日本から湖北省への団体旅行者は前年比30%の増加が見込まれ、関連観光客数は25万人を超えると推計されている。
プロモーション会では、湖北省が提案する3つの高品質観光ルート「『神武峡』を舞台にした国際文化エコツアー」「『三国志文化』の英雄譚を体験する没入型ツアー」、そして「『サイバーパンク武漢』のファッションと活気に満ちた都市の魅力を楽しむツアー」が紹介され、日本の観光業界やメディア、一般来場者の大きな関心を集めた。
会場ではこのほかにも、魅力的なパフォーマンスや無形文化遺産の実演が行われた。北京語言大学(Beijing Language and Culture University)東京校に通う日本人大学生2人が、若者の視点から湖北省武漢市(Wuhan)を訪れた体験を語り、また、湖北で約10年にわたり暮らしたという日本人の旅行家が、妻とともに過ごした日々や、湖北への深い愛着を情感豊かに語った。
今回のプロモーション会は、湖北省の魅力を広く紹介するとともに、日本との多面的な連携を促進し、日本人旅行者にとっての中国観光の新たな選択肢を提供する機会となった。(c)東方新報/AFPBB News