中国が第12回世界大学生スパコンコンテストで優勝
このニュースをシェア
【5月19日 CGTN Japanese】第12回世界大学生スパコンコンテストの決勝戦が14日に行われ、優勝と準優勝が決定しました。中国、ドイツ、タイ、南アフリカなどから参加した25のトップ大学チームが青海大学で激しい競争を繰り広げた結果、最終的に上海交通大学が優勝し、北京大学が準優勝しました。
世界大学生スパコンコンテストは中国が提唱して始められた、世界三大国際大学生スパコンコンテストの一つです。5日間にわたる決勝戦では、参加25チームが自ら設計した小型スーパーコンピュータークラスターを設置し、宇宙ニュートリノ探査シミュレーション、チベット高原気候数値シミュレーション、国際通行基準テストなどの最先端科学応用競技課題を完成させることが必要です。同時に、競技では消費電力の上限を厳格に4000ワットと規定しており、選手にはコンピューティング能力とエネルギー効率のバランスを正確にとることが求められました。
今年の競技課題の設定は中国の知恵を際立たせており、国産大規模モデルDeepSeekが核心的な競技課題の一つになりました。競技課題は参加選手に元々高性能GPUに依存していたモデルをCPUプラットフォーム上で動作するよう最適化し、低コストかつ高効率の人工知能(AI)推理ソリューションを模索するよう求めているということです。
世界大学生スパコンコンテストはこれまでに世界中から10万人以上の大学生が参加しており、世界最大規模かつ参加者数の最も多い大学生スパコンコンテストでもあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News