【5月15日 東方新報】中国商務部は12日、外貿企業(貿易関連企業)に関する円卓会議を開催した。会議には12社の外貿企業、6つの輸出入商会の代表、および中国宏観経済研究院の専門家が出席し、現在の外貿の状況や外貿企業の支援について意見交換を行った。

 商務部の王文涛(Wang Wentao)部長は、「党中央は外貿業務に非常に高い関心を持っており、今年に入り外部からの衝撃が増大し、外貿環境は非常に複雑で厳しい状況にあるが、我が国の外貿は全体的に安定しており、強い弾力性を示している」と述べた。また、「米国側が我が国の製品に対して一方的に高額な関税を全面的に加えたことに対し、中国は断固として反制措置を取った。これにより、我が国の利益と国際的な公平と正義が守られ、国際的な尊敬を得ることができた」と強調した。

 さらに、「最近、中米の経済貿易高官会談では重要な合意が達成され、実質的な進展があった。この合意は、分歧を縮小し、協力を深めるための基盤を作り、条件を整えるものとなった」と述べ、今後は商務部が党中央の決定に基づき、国内経済活動と国際的な貿易闘争を統括し、「商務の三つの重要な役割」を位置付けとして、関連部門と連携し、外貿企業の困難を解消し、支援を提供し、外貿企業の市場開拓を支援し、外貿の安定した発展を促進する考えを示した。

 会議では商務部、財政部、人力資源社会保障部、市場監督総局、金融監督管理局などの代表が企業からの問題や提案に対する回答を行った。参加した企業や商会の代表者は、「外部からの衝撃に対応できる自信があり、業務を安定的に発展させることができる」との意見を示した。(c)東方新報/AFPBB News