インテルが痛恨の敗戦 2位ナポリと勝ち点で並ぶ
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【4月21日 AFP】24-25イタリア・セリエAは20日、第33節の試合が行われ、インテルは終盤にリッカルド・オルソリーニに決勝点を奪われてボローニャに0-1で敗れ、2位ナポリと勝ち点で並んだ。
インテルは、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルン・ミュンヘンを劇的な形で下したが、それとは対照的に疲労の色が見え、精彩を欠いたパフォーマンスで黒星を喫し、ナポリとの優勝争いは最終局面までもつれる可能性が高くなっている。
16日のバイエルン戦で先発した11人中9人がスタメンだったものの、インテルはほとんどチャンスをつくり出せなかった。
シモーネ・インザーギ監督は「負けるべきではなかったので、痛い敗戦だった。(失点につながった)スローインの守備をもっとやるべきだった」「ただ、シーズンが終わったわけではない。勝ち点で並んでいて、残りは5試合ある。かなり難しくなるだろうが、大きな自信を持っている」と述べた。
インテルは得失点差でナポリをリードしているものの、両チームが勝ち点で並んでシーズンを終えた場合、プレーオフでスクデット(優勝)の行方が決定される。
ナポリは残り5試合すべてがリーグ下位のチームとの対戦となっているが、インテルは次節にASローマ戦を控えている。さらに、その一戦を前にしてACミランとのイタリア杯準決勝第2戦が行われ、ローマ戦の後にはFCバルセロナとの欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦が組まれている。
オルソリーニが後半アディショナルタイム4分にボレーシュートをたたき込んだボローニャは、暫定4位に浮上。しかしながら、勝ち点1差の暫定5位につけるユベントスは、21日にパルマ戦を控えている。
一方、3位につけるアタランタはミランに1-0で勝利し、ボローニャとの勝ち点4差を守って来季のチャンピオンズリーグ出場に向けて歩みを進めている。(c)AFP