【4月19日 AFP】24-25NBAは18日、各地でプレーオフ進出を決めるプレーイン・トーナメントが行われ、イースタンカンファレンスではタイラー・ヒーローが30得点の活躍を見せたマイアミ・ヒートが、オーバータイムの末にアトランタ・ホークスを123-114で下し、プレーオフの残り一枠を確保した。

3月の10連敗から巻き返してプレーイン・トーナメントに到達したヒートは、16日のシカゴ・ブルズ戦に続いてアウェーで2勝を飾り、カンファレンス10位のチームでは史上初のポストシーズン進出を果たした。プレーオフ1回戦では、第1シードのクリーブランド・キャバリアーズに挑む。

ヒートは前半を支配して最大17点差をつけ、62-53とリードしてハーフタイムを迎えたものの、ホークスが見事な反撃を見せ、第4クオーター残り7分36秒で91-88と逆転。ホークスはさらに98-92と差を広げたが、ヒートも再び追い上げ、残り1.1秒でトレイ・ヤングが切れ込んで同点のレイアップを決め、勝負を延長に持ち込んだ。

すると、ヒートはオーバータイムでダビオン・ミッチェルがスリーポイントを3本決めたほか、ヒーローも同じく2本を追加するなどし、最高のパフォーマンスを見せた。

ウエスタンカンファレンスでは、メンフィス・グリズリーズが120-106でダラス・マーベリックスを下し、プレーオフの最後の切符を手にした。

第1クオーター終了時点で15点をリードしていたグリズリーズは、第3クオーターにマーベリックスの反撃を許したものの、勝利を脅かされることは一度もなかった。

グリズリーズはジャ・モラントが足首に問題がありながらも22得点、9アシストの活躍を見せるなどし、第1シードのオクラホマシティ・サンダーとのプレーオフ1回戦に駒を進めた。

対するマーベリックスはこの敗戦で、チームの大黒柱だったルカ・ドンチッチがロサンゼルス・レイカーズに移籍したことを含め、惨めな今季を終えた。

物議を醸したトレードで代わりにマーベリックスに加入したアンソニー・デイビスは、この試合で終始けがの治療を受けていたものの、チーム最多の40得点、9リバウンドの奮闘を見せた。(c)AFP