スパーズのポポビッチHC 「医療的事案」で病院搬送も無事帰宅 報道
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【4月19日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、サンアントニオ・スパーズの名将グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ(HC)が、15日にレストランで「医療的事案」に見舞われ病院に搬送されたものの、現在は自宅に戻って「順調にしている」と、同国のスポーツ専門チャンネルESPNが18日に報じた。
米エンタメ情報サイトTMZが伝えた第一報によると、昨年11月に脳卒中を起こしていた76歳のポポビッチ氏は担架に乗せられ、命に別条のないけがまたは病気で病院に運ばれたという。
ESPNは匿名の情報筋の話として、ポポビッチ氏が自宅で療養していると報じた。
ポポビッチ氏はNBA史上最多勝利数を誇る指揮官で、レギュラーシーズンでは通算1412勝、プレーオフでは通算170勝を記録。スパーズでは通算29年シーズンにわたり指揮を執り、5度のNBA制覇に導いている。また、東京五輪では米男子代表チームを金メダルに導き、2023年にバスケットボール殿堂入りを果たした。
ポポビッチ氏は昨年11月2日、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦前の本拠地で「軽度の脳卒中」を起こしたと発表された。それ以降はアシスタントコーチのミッチ・ジョンソン氏が暫定HCを務めている中、ポポビッチ氏は今年2月に今季の復帰を断念すると表明している。
NBA史上最年長指揮官であるポポビッチ氏は、2023年にスパーズと5年間の契約延長に合意した。(c)AFP