中国商飛C909 ラオスで初飛行
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【4月19日 CGTN Japanese】上海に本部を置く中国の旅客機メーカー、中国商用飛機(中国商飛、COMAC)によると、中国国産旅客機C909が12日にラオスで初飛行を果たしました。報道によると、C909機を用いたラオス航空のQV331便は12日、首都ビエンチャンからラオス南部のチャンパーサック県の県都パークセーに到着し、初の商業飛行を終えました。この飛行機は中国商飛がラオス航空に先月納入した初のC909機で、中国のジェット旅客機がラオス市場に参入するのはこれが初めてです。
伝えられるところによると、ラオス航空はこれからC909機を使って国内線を運営し、徐々に国際線に拡大する計画だということです。中国商飛は顧客サービスと運航支援などの作業を引き続きしっかりとおこない、中国国産航空機の東南アジア市場での定着を推進していきます。
C909機は中国が独自に開発したターボファンエンジンのリージョナルジェットで、航程は2225~3700キロで、ラオス国内と周辺地域の国際線の大部分を運航することができます。同時に、C909機は良好な耐高温性能と、短くて狭い滑走路での優れた離着陸能力を持ち、東南アジア地域の運営環境に強い適応性を持っているとされます。現在、C909機は162機が納入され、累計688路線が運営され、159都市に飛行しており、延べ2100万人以上の旅客を安全に輸送しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News