【4月24日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区トルファン市高昌区で5日から勝金口石窟の南寺院3号窟、北寺院5号、6号、7号各窟が初めて一般公開されている。

 勝金口石窟は7世紀頃に開削が始まり、14世紀頃に廃棄された。南寺院、住居跡、北寺院などから成り、洞窟13カ所が現存しており、壁画の残片約700点と文書断片約100点のほか、木器や陶器、絹絵、織物など貴重な文化財が大量に出土し、現在は全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)に指定されている。中国政府は2012年以降、2979万元(1元=約20円)を投じ、対外開放に向けた補強や壁画修復など5項目の文化財保護・インフラ整備プロジェクトを実施してきた。

 見学は実名予約制で、入場券の販売は1日300枚まで。観光シーズンには文化財保護と観光客のニーズに基づき、応急的な対応が行われる。(c)Xinhua News/AFPBB News