【1月27日 東方新報】国家市場監督管理総局のウェブサイトによると、中国のテクノロジー大手、小米科技(シャオミ、Xiaomi)の小米汽車科技(Xiaomi Auto Technology)が一部のSU7スタンダードモデルEVをリコールすると発表した。今回のリコールは、「欠陥自動車製品リコール管理条例」およびその実施細則に基づき、小米汽車科技が国家市場監督管理総局にリコール計画を届け出たものだ。

 リコールの対象となるのは、2024年2月6日から2024年11月26日までに製造されたSU7スタンダードモデルEVで、合計台数は30931台にのぼる。これにはモデル「BJ7000MBEVR2」が18410台、「XMA7000MBEVR2」が12117台、「XMA7000MBEVR5」が404台含まれる。

 今回のリコールの原因は、ソフトウェア戦略の問題による時刻同期の異常が確認されたことだ。この不具合により、スマート駐車アシスト機能が静的な障害物を正しく検出できず、擦れや衝突のリスクが高まる可能性があるため、安全上の懸念が生じている。

 小米汽車科技は、リモートアップグレード(OTA)技術を使用して、リコール対象の全車両に対し無料でソフトウェアをアップデートし、この安全上の問題を解消するとしている。(c)東方新報/AFPBB News