ドローンの事故で、泉州の花火ショーが中止に・中国
発信地:東京
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【12月11日 東方新報】中国の著名な現代アーティスト・蔡国強(Cai Guoqiang)氏は8日、待ち望まれていた昼間の花火パフォーマンス「紅帆(Red Sail):蔡國強現代芸術センター開設記念花火ショー」を、自身の故郷である福建省(Fujian)泉州市(Quanzhou)で開催した。しかし、このショーは、多数のドローンが海に落下したり、地面に墜落したりするという予期せぬ事故で、中断を余儀なくされた。
ドローンと低空花火のコラボで視覚的に印象的なパフォーマンスは、泉州の豊かな歴史、伝統文化、女性の役割をテーマとしていた。白と黒の煙の軌跡を伴う浮遊する船や、金色に近い輝くオレンジ色から紫色へと色を変えながら薄明かりの中に消えていくドローンで形作られた帆船が登場した。
観衆の話によれば、ドローンの墜落によるけが人は出なかったものの、ショーの一部が中断されたとのことだ。この事故の原因は現在調査中だ。
大胆な芸術表現で知られる蔡氏は、観客に落下したドローンを拾うのを手伝うよう求め、持ち帰らないよう呼びかけたという。(c)東方新報/AFPBB News