【5月13日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は12日、第33節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は10人のVfLボーフム(VfL Bochum)に5-0で大勝し、今季公式戦無敗記録を50に伸ばした。

 昨年5月にボーフムは10人になったレバークーゼンを下しており、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督率いるチームに公式戦では最後となる土をつけていたが、この日は立場が逆転した。

 これでレバークーゼンはブンデス1部史上初のリーグ戦無敗まであと1試合、3冠達成まではあと3試合となっている。

 序盤にフェリックス・パスラック(Felix Passlack)が退場処分を受けたボーフムに対し、レバークーゼンは中盤をつかさどるフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)を負傷で欠く中、先発起用された2トップのパトリック・シック(Patrik Schick)とビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)のゴールで2点をリードし、ハーフタイムを迎えた。

 76分にアミン・アドリ(Amine Adli)が3点目を決めると、86分にはミッドウイークのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)準決勝のASローマ(AS Roma)戦で劇的な得点を挙げてチームの無敗記録を維持したヨシプ・スタニシッチ(Josip Stanisic)が4点目、さらに後半アディショナルタイムにはそのスタニッチのお膳立てから、アレックス・グリマルド(Alex Grimaldo)が5点目を記録した。

 次節がリーグ戦最終戦となるレバークーゼンは、今月下旬の4日間でヨーロッパリーグ決勝のアタランタ(Atalanta)戦、ドイツカップ(German Cup 2023-24)決勝のカイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)戦に臨む。

 一方、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は2-0でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に勝利し、2位の座を守った。

 レアル・マドリード(Real Madrid)に敗れた8日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝第2戦からトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は8人を入れ替え。FWハリー・ケイン(Harry Kane)は背中の負傷により今季初めてリーグ戦を欠場した。

 バイエルンは4分、19歳のロブロ・ズボナレク(Lovro Zvonarek)がリーグ戦初先発を自ら祝うゴールを決めて先制すると、13分にはレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)が追加点を挙げた。

 2011-12シーズン以来となる無冠でのシーズン終了が決まったバイエルンは、今季残り1試合となる中で3位VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)との勝ち点2差を守っている。(c)AFP