【5月2日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は1日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6‐4、3‐6、2‐6で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)に敗れ、連覇の望みと大会マッチ14連勝が途切れた。

 モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)の出場を見送り、右前腕のけがから1か月ぶりの復帰戦となっていたアルカラスは、ルブレフの奮起を抑えきることができず、男子としては初となる大会3連覇を逃した。

 世界ランクトップ3との対戦で直近5連敗、アルカラスとの直接対決は0勝1敗としてこの日を迎えていたルブレフだったが、力強いテニスを見せて番狂わせを演じた。

 ルブレフは準決勝で、第12シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との対戦が決まった。フリッツは、第21シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)を6‐1、3‐6、6‐3で退けている。

 一方で第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は、右股関節の負傷により棄権を申し出た。フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)と対戦予定だったシナーは、今週股関節の問題に悩まされていたと明かしている。

 シナーは今季30試合中28勝を挙げ、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)やABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2024)、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)でタイトルを獲得していた。

 今後はイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)に臨み、今季四大大会(グランドスラム)第2戦の全仏オープンテニス(French Open 2024)に向かう予定となっている。(c)AFP/Reem ABULLEIL