【4月21日 AFP】ボクシング、WBC世界スーパーライト級タイトルマッチが20日、米ニューヨークのバークレイズ・センター(Barclays Center)で行われ、挑戦者ライアン・ガルシア(Ryan Garcia、米国)が無敗の王者デビン・ヘイニー(Devin Haney、米国)を判定2-0(112-112、114-110、115-109)で破った。

 試合はガルシアが前日の計量で140ポンド(約63.5キロ)の制限を3.2ポンド(約1.45キロ)超過していたため、王座が懸からない状態で行われた。さらにガルシアは試合前、SNSにおかしな投稿を繰り返し、また計量ではビール(後にリンゴジュースと炭酸を混ぜたものだと示唆)を飲むパフォーマンスを見せて挑発するなど、試合前から大きな騒ぎを起こしていた。

 その中で、ガルシアは初回に左フックでヘイニーをぐらつかせると、2回からはアウトボクシング主体のヘイニーに主導権を握られたが、7回に左フックで1回目のダウンを奪取。9回には相手に盛り返されたが、10回、11回にもそれぞれ右ストレートと左フックでダウンを奪った。

 7回に1点減点を受けたガルシアだったが、それでもジャッジはでガルシアを支持。昨年4月のガーヴォンタ・デービス(Gervonta Davis、米国)戦は敗れたが、これで戦績を25勝1敗とした。一方のヘイニーは32戦目でキャリア初めての土が付いた。(c)AFP