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【04月14日 KOREA WAVE】「グレート漢江(ハンガン)プロジェクト」を推進中のソウル市が、漢江に約1000坪規模の「水上フードゾーン」を作る。フロート式構造物を浮かせて上に飲食店などを誘致し、食べ物のランドマークを整備するという目標だ。

市関係者は5日、「来る2027年を目標に漢江に水上フードゾーンを整備する計画を立てた」と明らかにした。全体の規模は3200平方メートル(968坪)程度で、約2400人まで収容できる見込み。事業費としては1カ所につき180億ウォン(1ウォン=約0.11円)が計上された。ただし対象地は未定で、今後の実現可能性調査などを経て選定される。

ソウル市は水上フードゾーンを漢江を眺望し、公演や文化を楽しめるグルメスポットとして育成するという構想だ。このため、フードゾーン内部には野外公演場と夜間照明なども設置する。

これまで漢江は市民や観光客が多く訪れる名所に挙げられてきたが、適当な飲食店がないという指摘が相次ぎ、市が今回の水上フードゾーンを計画した。実際、漢江公園には現在、ラーメンやお菓子などの売店と、チキン・ピザ・粉食などを食べる店が中心となっている。

漢江水上遊覧船乗り場には9カ所の飲食店がある。ただ「漢江ビュー」と高級な食事を前面に出し、限られたメニュー・高価格帯のため大衆性は高くなかった。

漢江水上フードゾーンは陸上とフロート式構造物を渡り橋で結ぶ方式で整備される。気象状況など安全に対する懸念について市関係者は「調査の結果、漢江に雨がたくさん降る豪雨期と結氷日を合わせれば年間20日程度だ。そのような日には漢江自体の出入りが禁止されるので問題ないはずだ」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News