【4月14日 AFP】女子テニス、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が13日、今夏のパリ五輪について、枠が与えられるのであれば「ぜひ出場したい」とコメントした。

 四大大会(グランドスラム)通算4勝を挙げている大坂は、2021年の東京五輪では最終聖火ランナーを務めたが、競技では3回戦進出にとどまった。その後に出産に伴う15か月の離脱を経て、今季からツアーに復帰している。

 日本代表の一員として国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)のカザフスタン戦に臨み、決勝ラウンド進出を決めた後の会見で、大坂は「許されるなら」パリ五輪に出場したいと話した。

「小さい頃にテレビで五輪を見ていて、スポーツの祭典だと感じた」と話す大坂は、「みんなが一つになれるし、ただ出場して他の選手と交流できただけで、これまでにないほど楽しい経験だった」と東京五輪を振り返り、パリ五輪に「出場できるのを願っている」と希望。「もし本当に出場できたら、高い目標を立てているし、いいプレーをしてメダルを取れたらと思っている」と意欲を見せた。

 カザフスタン戦では1試合にしか出場せず、国別対抗戦2試合以上でプレーするという五輪の出場条件は満たせなかったため、嘆願の手続きを踏まなくてはならない可能性がある。

 今後数か月については、クレーコートとグラス(芝)コートのシーズンにフル参戦する意向を示し、「クレー大会でもグラス大会でも、いいプレーができればうれしい」「1試合ごとに良くなっているのを感じているから、できると思っている」と語った。(c)AFP