【4月12日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2023-24)で40年ぶりのタイトル獲得を果たしたアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)が11日、地元ネルビオン(Nervion)川で水上パレードを行い、大勢のファンが詰め掛けた。

 ビルバオの選手たちは「ガバッラ(Gabarra)」と呼ばれる船に乗り、ゲチョ(Getxo)の街から川を13キロメートル下った後、終着地のビルバオ(Bilbao)市役所で祝賀行事を続行した。

 ファン数十万人が川岸に列をつくっていたほか、バルコニーから発煙筒や花火をたいたり旗を振ったりして、リーグ優勝と合わせて2冠を達成した1983-84シーズン以来の国王杯制覇を祝った。

 エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督が率いるビルバオは前週、セビリア(Seville)で行われた国王杯決勝でPK戦の末にマジョルカ(RCD Mallorca)に勝利。同大会のタイトル獲得は、決勝でディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)を擁するバルセロナを破って以来、40年ぶりとなった。

 選手たちが乗った船の後ろには、2018年から2023年までビルバオでプレーし、現在はFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するDFイニゴ・マルティネス(Inigo Martinez)が運転するものも含め、サポーターで満杯の船が続いていた。

 また、この日は学校が早めに終了し、ファン100万人以上の参加が予想されていた中で、子どもたちもパレードを楽しんだ。(c)AFP