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【04月12日 KOREA WAVE】韓国にはポストに手紙を入れると1年後に配達されるポストがある。文字通り「遅い郵便ポスト」だ。ソウル中央郵便局切手博物館のポストは、過去と現在、未来をつなぐという意味が込められている。

韓国郵政事業本部によると「遅い郵便ポスト」は韓国内の出会いと別れが交錯する場所、愛する人と共に訪れた町、記憶したい場所などに計324カ所運営されている。

自治体が運営する「遅い郵便ポスト」は「慶北浦項虎尾串(キョンブクポハンホミゴッ)広場」「京畿坡州臨津閣平和(キョンギパジュイムジンガクピョンファ)ヌリ」「大邱(テグ)キム·グァンソク通り」「忠南保寧大川(チュンナムポリョンテチョン)海水浴場」などに設置されている。

「京畿加平(キョンギカピョン)プチフランス」「江原旌善(カンウォンチョンソン)ハイワンリゾート」「済州(チェジュ)カメリアヒル」など、民間企業も地域住民と観光客のために「遅い郵便ポスト」を運営している。

2月に江原道束草(カンウォンドソクチョ)市の複合文化施設「メイトヒルカフェ」に「遅い郵便ポスト」が設置され、地域住民と観光客から好評を博している。ここには「束草愛」の文句を形象化した「ㅅㅊ♡」が表現された。「遅い郵便ポスト」の運営はメイトヒルが担当し、束草郵便局が月1回、郵便物を回収する。365個の郵便受けがあり、希望する日付に手紙が発送される仕組みだ。

束草郵便局のハ·チョルミン局長は「観光都市束草を広報できる名所ができてうれしい。国民の感性を刺激できる良い機会になってほしい」と話した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News